スポンサード リンク

GENERAL MAGIC RADIO TYPE 6S-12

 GENERAL SUPER RADIOをジャンクで購入した。目的は、HAYAKAWA ラジオを修理していて感度もよく音もそこそこ出る、またメーカー不明のラジオ付き電蓄も感度がよく音もHAYAKAWA ラジオ同様に出るので、6S-8が受信感度が悪く音が小さいので試しにジャンク品だが同じメーカーの真空管ラジオで比較したいため購入した。届いたのは、以前のものより汚れていたので、清掃してから通電することにした。なお、写真は一部改造してあり、本来の姿ではありません。

なお、修理・調整および改造は自己責任の上で行ってください。

清掃

中が埃だらけのため、一通りの部品を外して清掃から始めた。

通電

ケースから出して、通電テストをして見るとヒューズが飛ぶこともなく一部のパイロットランプが切れている以外、真空管も生きているようだがチューニング用の糸が切れているので、ダイヤルを手で少しづつ回して行くと各局を受信していった。音も6S-8とは比べ物にならないほど大きい、ただ時々「バリバリ」とスピーカーが壊れるのではないかと思うほど音が出る。

外観

表のプラスチックカバーが変形していて(多分だがラジオの近くにストーブでも置いていたのではないか)何とか修復しようとしたが素人では無理だった。

修理その1

チューニング用ダイアル糸が切れていたので、タコ糸を使って直してみたがこの巻き方が正しいのかはわからない。ただダイアルを回すと針が動くのでこれでOKとした。
なお、今回はコンデンサーの交換は行わないことにした。

修理その2

ダイアルの裏板が汚れていたので、交換した。材料は100円ショップで仕入れた合皮。表のカバーは、アクリル板とリメイクシートを貼り合わせて作ってみた。リメイクシートは粘着性が今一つで今回使用したのは折癖が付いていて、貼っても直ぐに折癖のところから浮いてしまい上手く貼ることができない。試しに前に蓄音機に木工用ボンドで布を貼ったときに貼った布の上からアイロンで温めるとしわもなく貼れたことを思い出し、低温でアイロンを当ててみた所、きれいに貼ることができた。折癖のところも浮いてこなくなった。

修理その3

「バリバリ」音をなくしたいので、ネットで調べると足を拭くと直る可能性があるとあったので全部の真空管を拭いてみたが、消えないので6S-8のUZ-42と交換してみた。すると今度は「バリバリ」音はなくなったが音が小さくなった、6S-8に6S-12のUZ-42を付けると、「バリバリ」音が聞こえてきた。音も大きくなった。原因はUZ-42にあることがわかり、メーカー不明のラジオ付き電蓄もUZ-42を使用しているでこれと交換すると「バリバリ」音もなく、音も普通に出るようになった。とりあえず、交換したままにすることにした。
メーカー不明のラジオ付き電蓄の42を6S-12へ、6S-12の42を6S-8へ、6S-8の42をメーカー不明のラジオ付き電蓄へ
整流管が回路図では80BKとなっているが12Fが付いた、問題はないのだろうが回路図通りにしたいので中古で80BKを購入して交換した。

マジックアイ

これについていたマジックアイも点かなかったので、前回オークションで購入(2本買っていた)したものと交換した。これでマジックアイは在庫なし。

補足

図を基に回路図を作成してみました。合っているかはわかりませんが図をクリックするとPDFが開きます。
回路図は水魚堂さんのBSch3Vを使用しています。