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GENERAL SUPER RADIO TYPE 6S-8

 GENERAL SUPER RADIOをジャンクで購入した。目的は、SPレコードプレーヤーの音楽を当時の状態で聞いてみたくなった為。真空管ラヂオは初めてだが、ラヂオ付きの真空管SPレコードプレーヤーを修理したことがあるので、思い切ってジャンクの状態だが購入した。症状は電波の受信状態が悪いのとSPレコードプレーヤーと接続して音出しをしてもかすかな音しか聞こえてこない。表題の型番は文字盤に記載されているのをそのまま使っています。

なお、修理・調整および改造は自己責任の上で行ってください。

清掃

中が埃だらけのため、一通りの部品を外して清掃から始めた。

修理

シャーシの裏を見るとコンデンサがボロボロで怪しい、以前ラヂオ付きSPレコードプレーヤーを修理した時もコンデンサ(ペーパーコンデンサ)を主に交換したら受信し音も出るようになったので、今回も同様に行うことにした。左と中の写真が怪しいコンデンサ、右の赤丸をつけたコンデンサに交換した。

テスト

コンセントをさしてスイッチON、SPレコードプレーヤーでレコードを聴いてみた、音は出たがラジオにすると文化放送しか受信できない。以前修理したラヂオ付きだとこれですべて受信できたのだが。
目的のSPレコードは聞くことができたので、よしてしてもいいのだがこれでは修理と言えないのでラジオ修理に挑戦することにした。

修理その2

いかんせん知識がないので、ネットで探しているとバリコンの金属板同士が少しでも触れていると特定の電波しか受信できないと書いてあったので調べてみると一番手前(つまみ側)の板が触れていたので、少しずつ外に曲げて調整したところ、NHK等も受信できるようになった。

赤矢印の板が左側に傾いていたので、右側に少し曲げてみた。

受信はするが音が小さくなった

各放送局が受信できるようになり、ケースに入れてねじ止めをし、元通りの形にして再度スイッチを入れたところ、受信はするが音が小さくなった。アンテナの問題かと思いAM用のループアンテナがあったのでつなげてみたが変化なし。

修理その3

どこを見ればいいのかわからず、真空管の抜き差しなどをしていたら、UZ-6D6の頭についている金属の帽子がグラグラしている。修理をするたびに念のため真空管を外して行っていたのでその時におかしくしてしまったのか。このままグラグラした状態でいい物なのかわからず、試しに左右へまわしてみたところカッチとハマった感じで動かなくなった。試しにこの状態でテストをしたところ、受信感度が良くなり音も大きく出るようになった。もしかするとこれが原因なのか。

赤丸の帽子部分がぐらついている。今のまま触らないようにしていれば問題はないがそのうちまた、グラグラする可能性あり。

修理その4

UZ-6D6の頭カバーがやはり不安定なので、中古で購入して交換した。受信状況は大幅に改善できた。音の大きさについては、UZ-42を別の42に交換してみたところ、音が大きくなったので42に問題があることがわかった。。

ケースを修復

スピーカー部分の布を張替を行った、付いていた布が汚かったので剥がして洗ったところ縮んでしまい使えなくなってしまったので、張り替えた。全体を色付きニスを塗った。真ん中の写真は塗る前、右が塗った後。

マジックアイが

もともと緑色に光らなかったマジックアイが、抜き指を繰り返していたのが原因なのか、最初から壊れていたのか外れてしまった。修復を試みたが無理だった。
これを契機にオークションで購入し、つけてみたところ緑色に光っている。

補足

このラヂオは八欧無線株式会社製です。今の富士通ゼネラルです。真ん中の図を基に回路図を作成してみました。合っているかはわかりませんが図をクリックするとPDFが開きます。
回路図は水魚堂さんのBSch3Vを使用しています。