ターンテーブルを外す。
ターンテーブルを外しアイドラーを見るとゴムが変形しているがこれが原因ではなく、モーターが回っていない。もしモーターが回ったとしてもアイドラーゴムを交換しないと、まともに回転しないと思う。
モーターが回らない原因を探る
裏蓋を開けてみる、このプレーヤーはSPレコード専用アンプ付きだ。電源を入れると真空管が赤くなるのでアンプ部分は問題なしと思われる、電源スイッチ部分の配線は問題なし、モーターを見るとモーターから出ている赤い線が外れている。これが原因だ。
結線する
裏蓋に回路図があったのでこの通りに線をハンダ付けした、電源を入れるとモーターが回りだした。アイドラーをセットしターンテーブルを回してみたがやはり回転が不安定でゴムを交換することにする。
アイドラーゴムを交換。
今回はゴムパッキンが使えない、ゴムの厚さは5㎜でホームセンターで見つけた同じ厚さのゴム板を使って手作りすることにした。外径は51㎜内径は42㎜で製作。いい感じで収まった、早速セットして電源を入れるといい感じでターンテーブルが回りだした。ストロボスコープでチェックし問題なし。SPレコードを聴こうとしたが今度は音が出ない。初めての鉄針タイプなので何が悪いのかがよくわからない。
音が出ない
アンプ部が悪いのか、何が悪いのか、なかなか原因にたどり着けない。回路図を見ると針からボリュームにかけてコンデンサをかましてある。試しにここをジャンパーしてみるると音が出た。同じ規格のコンデンサに交換したところ音が出た。がほかのコンデンサも危ないような気がしてきてアンプ部も交換することにした。
アンプ部のコンデンサと抵抗を交換
本当はしたくないのだが、交換してみた。昔から今へ技術の進歩でぎゅうぎゅうだったのがスカスカになった。交換した結果前より音が少し大きく出るようになった気がする。
本体の裏にあったハンコ
裏にあったハンコにME-5あるのでたぶん型番と思われる。