プロテクトリレーを清掃してみる
プロテクトリレーを分解して清掃。これで、左から音が出るかと思ったが、出なかった。そんなに甘くはなかった。
いつものように、パワートランジスタを左右入れ替えてみたが変化なし。
コンデンサーを調べる。
左側のプリ部と思われるところの電解コンデンサーを取り外し、デジタル容量計とテスターで調べたところ怪しいコンデンサーがあった。たまたま手持ちで同じ規格のがあったので交換。赤丸のコンデンサ。
音出しの確認をしようとしたが、プロテクトがすぐにかかり確認ができない。
よくみると
よくみると、パワー部と思われる抵抗が1部欠けている。またまわりの抵抗も全体の色がおかしい。
取り外して、テスターで調べると通電しない。330Ω2個とも(赤丸)、100Ω2個も(青丸)
パワートランジスタの周りにも青色の抵抗があるが、色がくすんでいる。これらの抵抗もはずして調べると抵抗値が狂っていたり、通電しないものもあった。もしかすると、コンデンサーは関係なくこの抵抗が原因か。これらの抵抗を交換する事にした。
ついていた抵抗と新しい抵抗。抵抗はタクマンのREYを使用。
交換した様子。これで電源を入れると、見事に音が出た。プロテクトもかからない。右の音が小さく歪んでいたのも直った。思っていた以上に音もいい。音の歪は以前パイオニアのA-980で抵抗を交換して直った経緯もあったので、たぶん抵抗かなとは思っていたが、なぜこれだけの抵抗が駄目になったのかが不明。